サーバーのバックアップをGoogleドライブに保存する
現在、このブログを含め、サーバーで動かしているコンテンツは不定期に手動でバックアップしてます。
今回、とあるVPSを個人で借りているのですが、「緊急メンテナンス」という告知が、メンテナンス開始から2時間後に連絡があったので、万一を想定してのバックアップが取得できなかった。
そこで、今回から自動でバックアップするため、バックアップ先を個人PCではなく、Googleドライブにバックアップします。
今回の記事はCentOSからGoogleドライブへのバックアップの基本的な動きまでを書いております。
gdriveインストール
利用するコマンドはgdriveコマンドです(そのままw)
※最新版URLはGitHubにて確認してください。
[shell gutter="false"] # wget -O gdrive https://docs.google.com/uc?id=0B3X9GlR6EmbnQ0FtZmJJUXEyRTA&export=download ※最新版URLはGitHubにて確認 # mv gdrive /usr/sbin/ # chmod +x /usr/sbin/gdrive # gdive list ←gdrive認証 Authentication needed Go to the following url in your browser: https://accounts.google.com/o/oauth2/auth?access_type=offline&client_id=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx Googleアカウントでログインしたブラウザで上記URLへアクセスする Enter verification code: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ← 認証後、ブラウザに表示されたコードを貼り付ける Id Name Type Size Created (以下、現時点でのGoogleドライブの内容が表示される) [/shell]
gdrive動作確認
各基本コマンドは以下。
[shell gutter="false"] ・バックアップファイル # ls -al backup.tar.gz -rw-r--r-- 1 root root 62509915 Jul 25 15:12 backup.tar.gz ・バックアップファイルのアップロード # gdrive upload backup.tar.gz Uploading backup.tar.gz Uploaded 1gB6HArJj9OA8eO26XvJbJUGRHRCSp1I1 at 7.0 MB/s, total 62.5 MB ・アップロード確認 # gdrive list -q "name='backup.tar.gz'" Id Name Type Size Created 1gB6HArJj9OA8eO26XvJbJUGRHRCSp1I1 backup.tar.gz bin 62.5 MB 2019-07-25 15:13:02 ・バックアップファイルのダウンロード # gdrive download 1gB6HArJj9OA8eO26XvJbJUGRHRCSp1I1 Downloading backup.tar.gz -> backup.tar.gz Downloaded 1gB6HArJj9OA8eO26XvJbJUGRHRCSp1I1 at 2.2 MB/s, total 62.5 MB ・ダウンロード確認 # ls -al backup.tar.gz -rw-r--r-- 1 root root 62509915 Jul 25 15:16 backup.tar.gz ・バックアップファイルの削除 # gdrive delete 1gB6HArJj9OA8eO26XvJbJUGRHRCSp1I1 Deleted 'backup.tar.gz' ・削除確認 # gdrive list -q "name='backup.tar.gz'" Id Name Type Size Created ・Googleドライブのフォルダ指定してアップロード # gdrive upload --parent (GoogleドライブのフォルダID) backup.tar.gz [/shell]
今後
今回はgdriveコマンドが利用できるまでの確認でしたが、これらを踏まえてshellなどで自動バックアップする仕掛けを取れば管理も楽ちんですね。
ただし、個人利用のGoogleドライブは15GB(2019年7月現在)ですので、バックアップデータをきちんと処理しないと、容量制限に引っ掛かってしまうので注意が必要。(バックアップと同時に古いバックアップを削除する仕組みを加える)
また、機密情報などは事前にopensslなどでAES256などで暗号化しておくのも手かと思います。
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