WindowsServer2012とWindows8は同一OS!?
WindowsServer2012とWindows8は同一OS!?
以前、Windows8を検証して、今回はWindowsServer2012を触ってみた。
そこで気になった点を書いてみる。Windows8のことも書きますが。
Microsoft Security Essentialsが利用できない
Microsoftが無料提供しているアンチウイルスソフト「Microsoft Security Essentials」。
これがWindows8ではインストール出来ない。
Windows7以下だと、たとえそれがサーバーOS(例えばWindows2003、Windows2008)でも利用は可能でした。
しかし、Windows8では利用出来なくなっております。もちろんWindowsServer2012でも。
ちなみにWindowsServer2012で「Microsoft Security Essentials」の製品を利用することが出来ないので、「System Center 2012 Endpoint Protection SP1」が必要。「System Center 2012 Endpoint Protection SP1」単体では存在せず、「System Center Configuration Manager 2012」の購入が必要。「System Center Configuration Manager 2012」を展開すると、個別に「System Center 2012 Endpoint Protection SP1」のインストールが可能となるので、他の機能はいらないという方は個別でインストールする。
Windows8では「Windows Defender」というソフトで役割を担ってます。
Windows8ではHyper-Vが利用できる
自分の端末がWindows8でその中に仮想化したOSを起動させて、検証などを行えるのは便利。
Windows8上でWindowsServer2012が起動出来たりする。
Windows8はPCはもちろんのこと、タブレットでも利用することの出来るOSなのだが、果たしてタブレットにHyper-Vの機能が必要なのだろうか?
WindowsServer2012のUIがメトロ
果たしてサーバーOSにタッチ操作が必要なのかというと、「No」。
Windows2008の様に従来のUIにしなかったのはなぜだろう???
ここでWindowsServer2012とWindows8がバックエンドでは同じ仕組み(OS)で動いていて、表面上はあたかも別OSとして稼働しているようにしているのでは?と思ってしまう。
なんか色々疑問点が増えてきた。。。
さて、「WindowsServer2012はWindows8とOSが同一なのか」という原点に戻ってみる。
WindowsServer2012をちょっと触ると気付くかもしれないが、UIが使い難いので、IObitの「Start Menu 8」をインストール。
これだけで使いやすくなる。
Microsoft Security EssentialsはWindows8ではインストール出来ない。もちろんWindowsServer2012でも。
ただし、Windows8ではWindowsDefenderが代替え手段としてある。
そこで、WindowsServer2012でもWindowsDefenderが動作出来るのでは?との考えでコントロールパネルを探してみると、存在しない。しかし、ローカルグループポリシーではWindowsDefenderの項目が表示される。
そして、IObitの「Start Menu 8」のプログラムとファイルの検索にて「defender」と検索してみると、コントロールパネルに存在しているらしい。実際は、起動は出来ない。
あれれ?見逃したけど、先程のローカルグループポリシー内で、ものすごい項目があったぞ。
「Windows8への機能の追加」。。。
推測からの今回の結論
WindowsServer2012はWindows8ベースのOSで動作しており、サーバー専用OSではない。
WindowsDefenderの件を見ると、クライアントOSとしてのWindows8はこれまでと同様に無料でアンチウイルス機能を提供するが、サーバーOSとしてならば、お金をもらいたいので、有償の「System Center Configuration Manager 2012」が必要。
そして同一OSでも、機能のON/OFFで別OSとして振る舞いをするような仕掛けとなっている。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません