WindowsServer2012R2のServerCoreからフルインストールへの切替

WindowsServer2012はServerCoreが推奨となっており、何も考えずにインストールを行うと、ログイン画面後にコマンドプロンプトが立ち上がって終わり、となってしまいます。
ServerCoreはGUIの状態ではないので、当たり前ですが、軽いです。

今回はこの状態からフルインストール(GUI)の状態に切替します。

ServerCoreからフルインストールへ移行

※Dドライブにインストールに使ったISOがマウントされている状態を想定

1.Windows イメージ ファイル (WIM) をマウントするフォルダーを作成

C:\>mkdir C:\mountdir

2.どのパッケージをマウント対象にするか確認。コマンドプロンプトに一覧が表示されます。

C:\>Dism /get-wiminfo /wimfile:D:\sources\install.wim

3.SERVERSTANDARDを選択するので、indexは2となる

C:\>Dism /mount-wim /wimfile:D:\sources\install.wim /index:2 /mountdir:C:\mountdir /readonly

4.PowerShellを起動します

C:\>powershell

5.Install-WindowsFeatureにて、マウントしたソースを実行、再起動します

PS C:\>Install-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra,Server-Gui-Shell -Restart -Source C:\mountdir\windows\winsxs

6.再起動が掛かり、構成変更されます。
たまにここで構成変更が失敗しますので、『4.PowerShellを起動します』からやり直してください。

 

ServerCoreからフルインストールへ移行

逆にフルインストールからServerCoreに移行する場合は、Uninstall-WindowsFeatureを利用し、GUIをアンインストールします。

C:\>powershell
PS C:\>Uninstall-WindowsFeature Server-Gui-Mgmt-Infra -restart