Dropbox環境を自前で構築できる「ownCloud」
Dropboxを利用している方は多いと思います。その他にもGoogleDriveやSugerSyncなども利用している方もいるでしょう。有料アカウントを作れば容量を増やすこともできますが、なるべく無償で行いたい。また企業内でセキュアに利用したいなどの要望もあることでしょう。
そんな事に役立つのが『ownCloud』です。
Dropboxの環境を自分専用に構築できます。
今回はownCloudの構築手順をまとめます。必要知識はLAMP環境を構築出来るレベルで問題ないです。
■ownCloudのインストール手順
▼構築環境
OS:CentOS 6.4
IP:192.168.0.15
▼yumのリポジトリを追加
# cd /etc/yum.repos.d/ # wget http://download.opensuse.org/repositories/isv:ownCloud:community/CentOS_CentOS-6/isv:ownCloud:community.repo
▼ownCloudをインストール
# yum install owncloud
▼mysql-serverをインストール
# yum install mysql-server
▼php-gd、php-pdo、php-mysqlを追加インストール
# yum install php-gd php-pdo php-mysql
▼自動起動設定
# chkconfig httpd on # chkconfig mysqld on
▼httpd.conf設定
※/var/www/html内にownCloudディレクトリが作成され、そこにコンテンツが展開されている。
※httpd.confの内容は省略
▼MySQLとApacheを起動
# service mysqld start # service httpd start
▼MySQLにownCloud専用のユーザとデータベースを作成
# mysql -u root -p mysql> CREATE DATABASE owncloud; mysql> GRANT ALL ON owncloud.* to 'owncloud'@'localhost' IDENTIFIED BY 'owncloud';
▼ownCloudにアクセス
http://192.168.0.15/index.php
※管理者アカウント及び利用データベースを選択する。
ちなみにログイン画面はこんな感じです。
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