Windows XP SP3インストール後にWindowsUpdateに失敗する
Windows7への移行に伴い、社内からWindowsXP端末をどんどん引き揚げてます。
社内ではほとんどWindows7への移行は完了しましたが、戻ってきた端末を初期化(WindowsXPの入れ直し)を行うときに気付いた点がある。それはWindowsXP SP3にも関わらず、WindowsUpdateが出来ない状態になっている。
現時点(2013/09/17)ではWindowsXP SP3はまだサポート範囲なので、通常であればWindowsUpdateが出来るはずだ。
自分の会社だけだと思ったら、ネット上ではかなり同じ現象が報告されている。
症状は、
・WindowsUpdateで更新プログラムを検索中にエラーとなる(エラー番号が表示される)
・WindowsUpdateで更新プログラムを検索中から処理が終わらない(その内、IEがハングアップする)
どちらも「自動更新」であっても更新されないようでした。
私もあれこれ手段を駆使した結果、ようやく自動更新であれば更新プログラムが適用されるまで復旧しました。
私の場合は症状の2番目の「検索中から処理が終わらない」という現象ですが、恐らくエラー番号が表示された場合は、もうちょっと復旧が簡単なのでは、と勝手に思っている。
以下に行った手段を記述します。
Fix itでWindowsUpdateの復旧を試みる
マイクロソフトの「Fix it」を利用して、診断及び修正を試みます。
wups2.dllを登録する
1.[スタート]=>[ファイル名を指定して実行]で「cmd」と入力してEnterを押します。(コマンドプロンプトが開きます)
2.「net stop wuauserv」と入力してEnterを押します。(Automatic Updatesサービスを停止します)
3.「regsvr32.exe %windir%\system32\wups2.dll」と入力してEnterを押します。(Wups2.dllを登録します)
4.「net start wuauserv」と入力してEnterを押します。(Automatic Updatesサービスを開始します)
5.Windowsの再起動後、WindowsUpdateあるいはMicrosoftUpdateを実行して、正常にアップデートされるか確認します。
WindowsUpdateAgentを最新にする(入れ直す)
1.WindowsUpdateAgent(WindowsUpdateAgent30-x86.exe)をダウンロードします。
2.[スタート]⇒[ファイル名を指定して実行]で、[参照]ボタンをクリックし、WindowsUpdateAgent30-x86.exeを指定して[開く]ボタンをクリックします。
3.[名前]に「WindowsUpdateAgent30-x86.exe」と表示されるので、末尾に「 /wuforce」という文を追加しEnterを押します。(ex.「C:\WindowsUpdateAgent30-x86.exe /wuforce」)
4.WindowsUpdateAgentのインストールが開始されますので、指示に従って完了させます。
5.Windowsの再起動後、WindowsUpdateあるいはMicrosoftUpdateを実行して、正常にアップデートされるか確認します。
SoftwareDistributionフォルダを削除する
どうやらWindowsUpdateに失敗する原因はSoftwareDistributionフォルダが壊れるということも考えられるらしい。
1.[スタート]=>[ファイル名を指定して実行]で「cmd」と入力してEnterを押します。(コマンドプロンプトが開きます)
2.「net stop wuauserv」と入力してEnterを押します。(Automatic Updatesサービスを停止します)
3.「C:\Windows」の直下にある「SoftwareDistribution」を適当にリネームします。
4.「net start wuauserv」と入力してEnterを押します。(Automatic Updatesサービスを開始します)
5.Windowsの再起動後、WindowsUpdateあるいはMicrosoftUpdateを実行して、正常にアップデートされるか確認します。
いまだに納得がいかないのが、なぜ初期インストールを行ったWindowsXP SP3がWindowsUpdate出来ないのか。
マイクロソフトの陰謀かもしれないが、ユーザー側としては判断できない。
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