オープンソースで構築するファイル送信ツール(DECO)
他者との間で大容量のファイルのやり取りを行なう場合、メールだと容量が大きすぎて送信できなかったり、相手側が受け取れなかったりする場合があると思います。
ファイル転送サービスで有名な『宅ふぁいる便』などを利用して、やり取りを行なうこともあると思いますが、法人などの場合、コンプライアンス的に問題が出てくる場合もあります。
最近では『宅ふぁいる便ビジネスプラス』や企業向けの『オフィス宅ふぁいる便』なども出ておりますが、有償となっております。
自社のサーバ資産を利用して、自社構築できるものがあると、重要ファイル等が他サイトに保管される心配もなくなります。
今回紹介するのは、徳島県庁と株式会社ニューメディア徳島が共同で開発し、オープンソースとして公開した『DECO』という大容量ファイル送信ツールとなります。
オープンソースなので無料です。
DECOを利用してやれること
基本的には他ファイル送信ツールと同様で、相手にファイルを送信させることができます。
また、相手にファイルを送信してもらうこともできます。
管理画面からは主に以下のことが設定可能です。
- ユーザー管理
- 決裁管理
- コンテンツ管理
- 登録データ管理
- ログ(送受信)管理
- 実績集計
DECOの操作方法(ユーザ側)
操作は簡単です。
『ファイルを送信する』もしくは『ファイル送信を依頼する』のみとなります。
ファイル送信画面
ファイル送信依頼画面
DECOのインストール方法
サイトからオープンソース版をダウンロードします。tar.gz形式となってます。
基本的にLAMP環境が揃っていれば構築が楽です。
なお、DECOはRuby on Railsで作成されております。
細かいインストール方法はtar.gzを解凍し、deco/INSTALLに記述されておりますが、インストールが完了しても管理画面にてパラメータ設定を行なわないと、ファイルの送信はできませんのでお気をつけてください。
DECOを利用したログを確認する
誰がどのファイルをやり取りしたか管理画面にて確認できます。より詳細な情報を確認するには送信IDをクリックすると確認できます。
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