サーバ設置場所について
社内にサーバを設置している企業はまだ多いと思います。
会社が休日に稼動をしていない場合であれば、このままでも大丈夫だと思いますが、会社のホームページや業務で利用しているサーバを稼動している場合、どうしても年に1回はサーバを停止する必要があります。
ビルには「電気設備法定点検」というものがあります。
文字通り、法に定められた電気設備点検です。
この点検日はビルの電気が利用出来なくなりますので、ビル内で稼動している機器が全て停止します。もちろんサーバ機器もです。
数年前では「法定点検のため、会社のホームページの閲覧が出来なくなります」といった内容で告知することもありましたが、現在ではそれ自体が少なくなって来てます。
24時間365日利用できて当たり前のインターネットサービスですので、「停電のためサービス停止」とは恥ずかしい感じがします。
UPS(無停電電源装置)という選択肢もありますが、このUPSですが数時間も電気を供給してくれるわけではなく、長くて数分、小さい物なら数十秒程度でしょう。
無停電電源装置と言われてますが、停電知らずという意味ではないです。
急な電圧低下もしくは停電時にユーザがサーバを安全に停止させる時間を確保するために設置するものです。
なのでその場に人間がいない場合、UPSのバッテリーが切れたと同時にサーバの電源も切れます。UPSと関連するソフトウエアでUPSへの電源供給が切れたら、サーバへシャットダウン信号を発行することも出来たりしますが。。。
それでは、どこに置くかですが、皆さんご存知のデータセンターです。
ほとんどのデータセンターでは電源が二重化され、電気設備法定点検でも予備バッテリーが稼動しますので、電気設備法定点検でつまらないサーバ停止はあまりありえません。
ビル自体も堅牢に出来ており、2011年の大震災でも稼動しつづけました。
東京電力などの計画停電時でも、データセンターの規模によりますが、バッテリーにより1週間から数週間は稼動しつづけ、電力も優先して供給されます。
データセンターは規模の大小あり、日本全国拠点がありますので、用途にあった場所を選んでみてはどうでしょうか?
データセンター完全ガイド
データセンター比較ガイド(+マップ)
ちなみに付加価値と思われるのですが、企業の移転などでシステム管理者が余計な苦労をしなくて良いところです。
私の会社では社内にレプリケーション用のドメインコントローラー1台とプリンタサーバ1台が社内に存在するだけで、残りは全てデータセンターに設置してます。
今の会社で2回程事務所の移転がありましたが、サーバの事は大して気にせず、社内インフラのみに注力することが出来ました。
[ad#ad-link_468x60]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません