Amazon WorkSpacesベンチマーク(東京リージョン)

Amazon WorkSpacesのディスクベンチマークを測定しました。
場所は東京リージョンです。

手軽にVDI環境が利用できるだけあって、試してみたのですが、やはり一番の心配点はレスポンスです。
回線はともかく、ディスクI/Oが遅いとそれだけでストレスになってしまうので、今回測定してみました。
比較対象として、ThinkPadX200(5400rpm)、ThinkPadX230i(7200rpm)、ThinkPad240s(SSD)を測定。

環境は、以下に種類を記載しますが、東京リージョンの『パフォーマンス』を今回利用しました。

WorkSpacesバンドルハードウエア構成
バリュー1vCPU、2GiBメモリ、10GBストレージ
スタンダード2vCPU、4GiBメモリ、50GBユーザーストレージ
パフォーマンス2vCPU、7.5GiBメモリ、100GBユーザーストレージ

測定結果の前に。。。

Amazonから提供されるのは、Windows7相当のOSであるが、実際はWindowsServer2008R2Datacenterエディションとなります。
まぁベースが同じなのですが、Windows7と同じと考えて、色々なアプリケーションを入れようとすると、入らないケースも出るかもしれない。
また、東京リージョンだけあって、言語は日本語が利用できます。タイムゾーンも日本となります。

日本語環境です!

workspace1

 

 

 

 

 

 

 

WindowsServer2008R2Datacenterエディションです!

workspace2

 

 

 

 

 

 

 

測定結果(Amazon Workspaces)

CドライブとDドライブの測定結果です。

AmazonWorkspace_Performance_ベンチマーク1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AmazonWorkspace_Performance_ベンチマーク2

 

 

 

 

 

 

 

 

測定結果(ThinPad X200)

ThinkPadX200ベンチマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

測定結果(ThinkPad X230i)

ThinkPadX230iベンチマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

測定結果(ThinkPad X240s)

ThinkPad240sベンチマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめた表はこちら

Seq:連続している領域への読み書き。
512K:データを512KB単位に分割し、分散している領域への読み書き。
4K:データを4KB単位に分割し、分散している領域への読み書き。
4K QD32:データを4KB単位に分割し、分散している領域への読み書きで、NCQ機能による効率化処理でどれだけ速くなったかを比較。

ハードウエアSeq(Read)Seq(Write)512K(Read)512K(Write)4K(Read)4K(Write)4KQD32(Read)4KQD32(Write)
Amazon WorkSpaces
(Cドライブ)
74.8828.4573.6131.537.74.16559.6911.86
Amazon WorkSpaces
(Dドライブ)
60.593667.0437.528.1164.03661.5711.72
ThinkPad X20070.5763.212326.230.2580.5430.5070.544
ThinkPad X230i111.5109.634.5246.110.4110.8090.8730.812
ThinkPad X240s78.0171.8975.2624.7622.6722.14131.922.76

SSD環境に慣れてしまっていると、若干ストレスを感じるかもしれないが、SATA7200rpm相当以上の体感速度と思われます。